コーヒーにも旬がある?ニュークロップ、生産国別に日本に届くまで。

色々な農作物や果物に旬があるように、コーヒー豆にも旬があるのを知っていますか?
しかもコーヒー豆はそのほとんどを海外から輸入している為、収穫してから日本に届くまでの時間もあります。
なので今回は主なコーヒー生産国を例に挙げて、日本ではいつが旬になるのかを解説していこうと思います。
contents
- コーヒーにも旬がある
- 北半球と南半球とでは旬が異なる
- 主なコーヒー生産国別、日本での旬の時期
- ニュークロップの特徴
コーヒーにも旬がある
まず、一番初めにも書きましたがコーヒーにももちろん旬があります。
そしてお米にも「新米」があるように、コーヒー豆にも一番新鮮で美味しいとされるものがあり、それをニュークロップと呼んでいます。
クロップとは【年度】という意味で、ニュークロップはその年度の一番初めに収穫されたコーヒー豆になります。
またこの収穫時期によって、そのコーヒー豆の呼び方が変わります。
ニュークロップ
その年に収穫された一番新鮮なコーヒー豆
カレントクロップ
今年度に収穫されたコーヒー豆
ニュークロップから少し時間が経ち、市場に出回っているもの
パストクロップ
前年度に収穫されたコーヒー豆
オールドクロップ
前年度以前に収穫されたコーヒー豆
主にこのように呼ばれています。
そしてコーヒー豆の年度は10月1日が基準とされており、
「コーヒーの日」「国際コーヒーの日」として制定されています。
なので10月1日から翌年の9月30日までのコーヒー豆が同じ年度のコーヒー豆となります。
表記としては例えば今だと「2024/2025」という表記のものが本年度(2024/10/1~2025/9/30)のコーヒー豆という事になります。
北半球と南半球とでは旬が異なる
コーヒー豆は赤道付近を中心としたコーヒーベルト内で主に生産されており、北半球、南半球とどちらにおいても盛んに生産されています。
また北半球と南半球とでは気候が逆になる為、当然コーヒーの収穫時期も変わってきます。
そして収穫から色々な品質チェックなどをクリアした後に日本へと届くのに約三か月かかります。
- 産地が北半球→日本へは春~夏
- 産地が南半球→日本へは秋~冬頃
だいたいこのような感じで、日本へ入って来る時期が北半球の産地と南半球の産地とでは異なります。
主なコーヒー生産国別、日本での旬の時期
【ブラジル】
収穫期 5~9月
日本での旬 12~3月
【コロンビア】
収穫期 一年中
日本での旬 4~6月
【エチオピア】
収穫期 9~2月
日本での旬 6~9月
【グアテマラ・コスタリカ】
収穫期 12~3月
日本での旬 7~10月
【インドネシア】
収穫期 10~2月
日本での旬 2~5月
先ほども書きましたが収穫から日本に届くまでには約三か月ほど時差があるので、日本での旬はだいたいこのような感じになります。
北半球・南半球・赤道付近と、収穫時期が違うので日本での旬の時期が異なるのが分かると思います。
ニュークロップの特徴
それでは最後にコーヒーの旬、つまりニュークロップのコーヒー豆にはどんな特徴があるのでしょうか?
ニュークロップのコーヒー豆は酸味が際立っており、香りが高いのが特徴です。
旬の果物でもそうであるようにちょっと似ていますよね。
ただコーヒーの場合は酸味の好みがあるのでこのニュークロップが良いとは一概には言えないかもしれません。
ただ新鮮で香り高いのは間違いがなく、個人的にはやはり美味しく感じます。
それでは今回はコーヒーの旬についての記事でした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
良ければ他にもコーヒーに関する色々な記事を書いていますので読んでいって下さい。
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