【ラテアート】ハートの描き方の基本をバリスタが解説

これまでラテアートに関する記事を色々書いてきましたが、今回は遂に実践編！

【ラテアート・ハートの描き方】の基本をお伝えしていきたいと思います。

ラテアートを初めてまず挑戦するのがこのハートの絵柄です。

全ての絵柄の基本になるもので、これから難しい絵柄を描くにもまずこのハートができないと描くことができません。

ハートを描くのは一見、簡単そうに見えて難しいのですが是非諦めずに挑戦して欲しいと思います。

また最後にはこの記事で実践している動画を自分のYoutubeショートでアップしているのでこの記事の内容を頭に入れた上で見てみて下さい。

文字で読むより理解度が断然上がると思います。

それでは今回の重要な手順です。

なるべく優しく量増しをする

カップにエスプレッソを注いでスチームミルクを作ったらまずは、なるべく優しく量増しをしていきます。

この量増しの時のポイントはなるべく表面のクレマを崩さないように注ぐことです。

この画像ではミルクの跡が入ってしまっていますが、本当はこのようにならずに表面のクレマがそのまま綺麗に残っている状態が理想です。

どのぐらい量増しをするか？ですが、

傾けているカップとピッチャーの口が近づけやすいぐらいまで量増しをします。

自分はハートを描く場合はこのぐらい、カップの半分ぐらいまで量増しをします。

そもそもこのスチームミルクが上手く作れないといった方は別の記事でスチームミルクの作り方の基本を解説しているので後ででもこちらを読んでみて下さい。

ピッチャーをなるべく液面に近づけて注ぐ

量増しが終わったら、今度はいよいよハートを描いていきます。

ここでの最重要ポイントは【ピッチャーの口をなるべく液面に近づける】ことです！

初心者の方が中々白いミルクが乗らずにここで躓くのですが、

その主な原因はピッチャーの口が液面から遠くて下に沈み込んでしまっているからです。

高い場所から水を注ぐと滝のように水が水面から沈み込んでしまいますよね、ラテアートでもそれと同じことになります。

どうしてもミルクが浮かんでこないという方は、クレマの上にフォームミルクを沿って流し込むように近づけて注いでみて下さい。

ミルクが乗ったらすぐにカップを水平に返し始める

そして次のポイントは【ミルクが乗ったらすぐにカップを水平に返し始める！】です。

どうしてすぐにカップを返すのか？

それはカップが水平になればなるほどミルクが横に広がって丸い形になるからです。

先ほどの滝の例と似たようなイメージになりますが、下方面に落ちていたミルクが水面が水平になることで横にも広がっていきます。

もしかしたらイメージしずらいかもしれませんが、とにかくカップが水平になるにつれてミルクが丸くなると覚えておいて下さい。

縦長のハートになってしまう方の多くはカップの返しが遅いのが原因のことが多いです。(横ではなくそのまま縦にミルクが流れていってしまっている)

カップの返しと合わせてピッチャーの口を前に進めるイメージで注ぐ

カップを水平に戻していくど同時に【ピッチャーも一緒に前に進める】イメージで注ぎます！

これも頭の中でイメージしてみて欲しいのですが、

ピッチャーの口が同じ位置で、カップだけ水平に戻すと落とし始めの位置からピッチャーの口が後ろになってしまいます。

そうならない為にカップの返しと並行してピッチャーもそれに付いていきます。

そうする事でハートのくびれ部分ができます！

ハートのくびれ部分ができずに丸くなってしまうという方はカップの返しと並行してピッチャーの口を一緒に進めるイメージでやってみて下さい。

口で言うのは簡単ですが、頭で理解できたら後は練習あるのみです！

カップがほぼ水平になったらピッチャーの口を上に上げてそのまま前に切る（進める）

充分なミルクが広がったら最後にピッチャーを上に上げてそのまま前に切っていきます。

ピッチャーの口を上に上げる理由はもう分かりますよね？

これ以上ミルクが液面に乗らないようにする為です。

そしてそのまま前に切る（進む）ことでグーッと周りのミルクを引き連れてハートの形になっていきます。

ここでのポイントはカップの高さが高いほど周りのミルクの引き付ける力が弱く、液面に近いほど周りのミルクも一緒に多く引き付けていくという事です。

この高さの具合は沢山練習することで身に付いてくるので安心して下さい。

最後まで切ったらハートの完成

ハートの場合はこのようにカップの下まで切ってしまって大丈夫です。

ここでまだ量が足りなければこの位置でしばらく注ぎ続けて最後のカフェの量を調整します。

そしてこのようにカップすれすれまで注ぎ終えたらハートの完成です。

一回では中々理解できないかもしれませんが、何度か読み直してポイントを理解した上で練習をしてみて欲しいと思います。

上手くハートができない方はこの何処かのポイントで失敗している可能性が高いので一度確認してみて下さい。

最後に自分のYoutubeのショート動画でも確認してみて下さい。

それでは最後に今回のこの記事で紹介した内容をYoutubeのショート動画としてアップしているので見てみて下さい。

理解した上で動画をみるとまた新しい見え方や気づきがあると思います。

まだチャンネルを開設したばかりで投稿数も少ないですがこのようにショートではラテアートのやり方などを紹介、動画本編ではvlog形式でカフェを淹れているのでもし興味のある方がいましたらgood・チャンネル登録して頂けると嬉しいです。(2024/3月現在)

全くの０からハートを描けるようになるまでは本当に大変だと思いますが是非諦めずに挑戦してみて欲しいと思います。

難しいからこそ、できた時の嬉しさも格別です。

それでは他にもラテアートに役立つ記事を色々と書いていますのでチェックしてみて下さい。

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