WPMミルクピッチャーの3つのスパウトの違いをラテアートで比較検証してみた。

今回はWPMミルクピッチャーの3つの異なるスパウトの違いと比較について検証していこうと思います。

なのでこれからWPMのミルクピッチャーを購入しようと思っていて、どのスパウトにしようか迷っている方は是非参考にしてみて下さい。

まず今回比較するのが、

  • WPMミルクピッチャー(HC7107)シャープスパウト
  • WPMミルクピッチャー(HC7106)ラウンドスパウト
  • WPMコンペティションミルクピッチャー(HC7137)

こちらのそれぞれ異なるスパウトのミルクピッチャーになります。

TOP画像だと左からの順番になっています。

そしてその違いが分かり易いようにそれぞれのピッチャーで同じ絵柄のラテアートを描いてみる事にしました。

なのでミルクピッチャーが違う事で、同じ絵柄でもどのような違いが出るのかを見て頂ければと思います。

ちなみに少しでもその他の差が出ないように同じ日に同じ豆、同じカップで描いています。

それでは早速やっていきましょう!

少し長い記事になりますが興味のある方は最後まで読んでいって貰えればと思います。

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今回検証するミルクピッチャー三種類

それでは先ほど軽く紹介しましたが今回検証ミルクピッチャーの紹介をしつつスパウトの形などを見ていきたいと思います。

  • WPMミルクピッチャー(HC7107)シャープスパウト
  • WPMミルクピッチャー(HC7106)ラウンドスパウト
  • WPMコンペティションミルクピッチャー(HC7137)

使用するのはこの三種類のミルクピッチャーになります。

それぞれのスパウトの違いを上から見るとこんな感じになります。

左からシャープスパウト、ラウンドスパウト、コンペティションになります。

シャープスパウトとラウンドスパウトの違いは一見分かりづらいですが、よく見ると結構な違いがある事が分かると思います。

コンペティションは明らかに刺さりそうなぐらい尖っていますよね。

横から見るとこんな感じです。

シャープスパウトとラウンドスパウトはWPMミルクピッチャーの特徴でもあるように注ぎ口が斜めにカットされています。

ちなみに容量は450mlです。

そしてコンペティションはカットは平面で容量は500mlとなっています。

それぞれの商品リンクはそれぞれの項目に貼っておきますので気になる方はそちらから詳しくチェックしてみて下さい。

シャープスパウトでのラテアート

それではまずはシャープスパウトから見ていこうと思います。

自分はこれまでずっとシャープスパウトを使っていて、一番慣れているピッチャーなのでこのラテアートの出来を基準にして貰えればと思います。

一般的なミルクピッチャーの形のスパウトはこのシャープスパウトか次に紹介するラウンドスパウトが多いと思います。

そしてシャープスパウトはラウンドスパウトより注ぎ口がシャープ(細く)になっています。

なので細かいレイヤーや線を出すのに向いています。そして液面の流れも作り易いです。

斜めか見るとまた少し印象が違いますよね。

シャープスパウトらしく細かく細くレイヤーが入っているのが分かると思います。

シャープスパウトはこういったウイングなどが得意な印象です。 

ラウンドスパウトでのラテアート

続いてラウンドスパウトでやっていこうと思います。

正直、自分自身がこのラウンドスパウトで描くのが3~4回目ぐらいなのでシャープスパウトとどのような違いが出るのか楽しみながらやりました。

まずシャープスパウトとの違いとしては横に大きく広がるなという印象です。

シャープスパウトよりミルクの出口が広いのでミルクが下に向かう力より横に広がる力が強いんですね。

言っている意味がちょっと分かりづらいかもしれませんが、真上から水面に水を落とした時、細く落とすとそのまま水面の下へと沈んでいきますが、落とす水の量を増やすとバシャっと横にも広がりますよね。

そんな感じでしょうか?

また口が広い分流量も多くなるので液面の流れが作り易いです。

正直、ウイングに関してはシャープスパウトの方が個人的には描き易い印象を受けました。

ただピッチャーを振らないハートだったりはこのラウンドスパウトの方が描き易いように感じます。

自分としてはラウンドスパウトはスローなどをメインで描きたいと思って購入しました。

でもこういったウイング系ももちろん描きにくいといった事は特にないです。

既にシャープスパウトを使っていて上手く流れが作れないといった方はもしかしたらラウンドスパウトの方が向いているかもしれません。

コンペティションミルクピッチャーでのラテアート

では最後にコンペティションミルクピッチャーでもやっていこうと思います。

正直、このコンペティションミルクピッチャーのように先の尖ったミルクピッチャーは少し特殊です。

主に置き系のラテアートだったりを描いたりするのによく使われます。

一応、このようにウイングも描けるには描けるんですがミルクの下に細く落ちる力が強くて中々に前に進む流れが作りにくかったです。

なので綺麗なレイヤーや広がりを作るのが難しかったです。

またハートの押し込みもミルクが液面の下へいくので上手に押し込めていないですよね。

こういった先の尖ったミルクピッチャーは流れを作るといった面においては向いていない印象です。

やはりこのぐらい先の尖っているミルクピッチャーは流れに乗せるラテアートではなく置き系のラテアートに向いていると思います。

もっと上手な方だと分かりませんが、自分ぐらいだとこのぐらいのウイングハートになってしまいました。

まとめ

今回はこのように、シャープスパウト、ラウンドスパウト、コンペティションの3種類の異なるスパウトで同じ絵柄、ウイングハートを描いてみました。

如何でしたか?

同じ絵柄を同じ人が描いてもミルクピッチャーが変わるだけでかなり違いますよね。

個人的な感想としては、

  • シャープスパウト➡ウイング系や細かいラテアートに向いている
  • ラウンドスパウト➡スローやダイナミックなラテアートに向いている
  • コンペティション➡置き系のラテアートに向いている

このような印象になります。

あとはその人の好みや注ぎ方のクセなどにも寄ると思いますが、初めてミルクピッチャーを買う方は自分のお勧めとしてはシャープスパウトを買っておくと色々なラテアートにも対応できるし一番無難なのかなと思います。

ラウンドスパウトも描き易いですが自分もまだ使いこなせていないので何とも言えない所です。

今回のラテアートの出来上がりの結果をみて、一つの参考になればと思います。

コンペティションに関しては初心者の方にはあまりお勧めではないと思います。

置き系のラテアートをやりたいなら別ですがかなり難易度が高いです。

自分も今このコンペティションの練習もしていますが注ぎ方や距離感など本当に難しいです。

あと今回の記事の内容をYoutubeの方にもアップしているので興味のある方はこちらも観てみて下さい。

はい、という感じで今回の記事が少しでも参考になっていれば嬉しいです。

スパウトはミルクピッチャーを買う時に一番重要な部分ですし、自分も新しいミルクピッチャーを買う時にはめちゃめちゃ悩む点です。

そして買ったけどやり難くて使っていないものを含めてピッチャーの数が遂に8個になってしまいました。。

中々ラテアートが上手にならない原因が自分に合ってないミルクピッチャーを使っていたという事もありますので、自分もあなたが自分に合ったミルクピッチャーに出会える事を願っています。

それでは良ければ他の記事も読んでいってみて下さい。

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この記事を書いた人

norino
norino
barista/cafe
普段はエスプレッソ専門。自宅ではハンドドリップ、フレンチプレス。
自身の知識と経験から特に初心者~さんにコーヒーの楽しみ方をお伝えしていけたらと思っています。