【バリスタ解説】リストレットとルンゴとは?コーヒーアレンジで楽しもう!

今回はエスプレッソコーヒーに関する、

『リストレット』と『ルンゴ』の解説をなるべく簡単に解説していきます!

自宅でエスプレッソアレンジをしたい方はもちろん、カフェでオーダーする際にも役に立つ用語なので頭に入れておくと便利だと思います。

聞きなれない言葉かもしれませんが難しいものではないので気楽に一度目を通してみて下さい。

‹広告›

リストレットとルンゴとは?

『リストレット』と『ルンゴ』はエスプレッソの種類に関する用語になります。

  • 通常エスプレッソ 30㏄
  • リストレット   10~15㏄
  • ルンゴ      50~90㏄

通常、エスプレッソドリンクを作る際には1ショット(30㏄)を使用します。

それに対してリストレットは約半分の10~15㏄ほどの少ないお湯で抽出したエスプレッソの事を指します。

またルンゴは通常のエスプレッソより多くのお湯(50~90㏄)を使用して抽出したエスプレッソになります。

なので単純にリストレットは通常のエスプレッソより量が少なく、またルンゴは通常よりたっぷりのエスプレッソという事になります。

抽出量が違いますし勿論、出来上がりのエスプレッソの味や香りは全く別のものになります。

それではこれからそれぞれの特徴を解説していきます。

リストレットの特徴

まずはリストレットで抽出したエスプレッソの特徴をみていきます。

抽出時間のベースで考えると通常のエスプレッソより早く抽出を終える事になります。
なのでコーヒー豆とお湯の触れる時間も短くなる為、通常のエスプレッソよりカフェイン量は少な目になります。

味や香りに関しては、
こちらは抽出はじめの前半部分、エスプレッソの一番濃厚な部分になるので少量ですが香り、コクともに非常に力強くしっかりとした味わいになります。

またエスプレッソの苦み、渋みといった部分も少な目になります。

カフェラテなどミルクと合わせる場合は通常のエスプレッソで飲むより濃厚でスッキリした味わいになります。
個人的には苦味の部分が少なくなるので、ミルクと合わせる時にはリストレットで淹れる事が多いです。

ルンゴの特徴

続いてはルンゴの特徴になります。

こちらも先ほどのリストレットと同じ抽出時間ベースで考えると抽出時間が長くなります。
なので通常のエスプレッソと比べて抽出量を含めてカフェイン量が多くなります。

また香りや味の影響としては、
抽出時間が長くエスプレッソの後半の部分が多く含まれる為、コーヒーの苦みや渋みといった部分が多く含まれます。

なので通常のエスプレッソより苦味、渋みを感じやすく後味も重めな印象になります。

好みによってアレンジしてみましょう。

エスプレッソマシンを扱っていて、一杯一杯作っているようなカフェならこうしたリストレットやルンゴなどに対応してくれるカフェも多いと思います。

自分が店頭に立つ経験からすると、
リストレットで欲しいという方はたまにいらっしゃって、ルンゴを頼まれる事はほとんどなかったです。

もしエスプレッソ多めのドリンクが飲みたいならばルンゴより、追加料金がかかってしまうと思いますがダブルショットで注文した方が香りや味の面を含めて個人的にはお勧めです。

後味のスッキリした香り高い濃厚なエスプレッソドリンクを飲みたい場合はリストレットがお勧めです。

もし味や香りの違いが気になった方は是非、今後カフェに行った際に注文してみて下さい!

お話が好きなバリスタさんや店員さんなら色々と教えてくれるかもしれませんし、ちょっとした会話のきっかけにもなると思います。

‹広告›

‹PR›

Follow me !

この記事を書いた人

norino
norino
barista/cafe
普段はエスプレッソ専門。自宅ではハンドドリップ、フレンチプレス。
自身の知識と経験から特に初心者~さんにコーヒーの楽しみ方をお伝えしていけたらと思っています。