水素水でコーヒーを淹れると美味しくなる？をバリスタが検証してみました！

『水素水でコーヒーを淹れると美味しくなる！』

コーヒーと水の関係の話になるとたまに出てくる話題です。

コーヒーはそのほとんどが水なので、使用する水によってもちろん味に影響を与えます。

硬水と軟水とでも違いますし、それはもちろん水素水も然りです。
そして水素水に関しては水素水でコーヒーを淹れると美味しくなるという意見が多いです。

なので今回は実際に水素水でコーヒーを淹れてみて味や香りにどう変化があるのかを検証してみたいと思います！

ただ水素水でコーヒーを淹れる際には注意点もあるので是非、最後まで読んでいって下さい。

使用するのは日本トリムの電解水素水

今回使用する水素水は日本トリムの整水器で作った電解水素水です。

ここで注意が必要なのが、
水素はとても透過し易いので市販されている水素水には販売されている時点でもうすでにほとんどの水素が抜け出してしまっている可能性があるという事です。

缶やペットボトルなどは簡単に抜けていってしまいます。

なのでもし本当に水素水を使用したいならこういった整水器を使って作った電解水素水がお勧めです。

水素水でコーヒーを抽出する際に期待できる効果

水素水で淹れたコーヒーが美味しいとされている理由として、

• 抽出力に優れている
• 苦味や渋みを抑えて、旨みを引き出す

こういった効果があるみたいです。

なのでコーヒーに限った話ではなく、お茶なども水素水で淹れると美味しくなると言われています。

そしてこれは水素水自体の効果ですが、
体内の活性酸素を除去するので生活習慣病の予防になるというものもあります。

水素水を使用する際の注意点

ここで水素水でコーヒーを淹れる際の注意点があります。

それは水素水の水素は60℃～70℃で飛んでしまうらしいのです。

なので水素水で抽出するのは高温で抽出しない水出しコーヒーをがベストだとするものもありました。

ただ日本トリムのHPの中には水素水でコーヒーを淹れる際には沸騰させてもokと書いてありました。

その辺りの真偽は分かりませんが、

とにかくそんな60℃以下で抽出なんて、普段コーヒーを淹れる我々にとっては現実的ではないし、そんな事は言ってられないので普段通り普通に抽出して検証していきます！

それで効果が感じられないのであれば自分の中では水素水でコーヒーを淹れるのは選択肢として排除してもいいと思っています。

なのであくまで今回は温度で水素が抜けるなど関係なしに検証していきます！

ハンドドリップで淹れてみた感想・検証結果

それではまずは皆さんが普段一般的に淹れる頻度の高いであろうハンドドリップから検証していきます。

ケトルで沸騰させた水素水を、普段通り自分がハンドドリップで使用する温度89℃で抽出していきます。

↓

まずは蒸らしていきます。

ここでちょっと意外なことに。
中浅煎りの豆でそんなに新しくもない豆を使用したのですが思った以上に膨らんでくれました。(画像だとちょっと分かりにくいですが)

ドームができるぐらい膨らむとは思ってなかったので、
もしかしたら水素水で普段より粉に浸透してコーヒーが膨らんでいるのかもしれません。

↓

これは思い込みかもしれませんが、普段よりちょっと落ちるスピードが速い気がしました。

↓

タイムもいい感じに抽出自体は普段通り問題なくできました。

検証結果・実際に飲んでみた感想

それでは実際に水素水で淹れて飲んでみた率直な感想ですが、

まずいつもよりコーヒーの香りを強く感じる事ができました。
そして味に関しては苦味成分が少なく、酸味や甘味・旨みが強く感じられる印象を受けました！

予想していた以上の結果です。

なるほど、水素水でコーヒーを淹れると美味しくなると言われている理由は理解できました。

確かに聞いていた通り苦味や渋みがかなり抑えられていました！
なのでコーヒーが全体的に柔らかくなった印象です。

コーヒーの苦み・渋み成分が抑えられた結果で「美味しくなる」という表現を使うのは安直過ぎるとは思いますが、苦いコーヒーが苦手という方にとっては水素水で淹れたコーヒーはとても飲みやすくなると思います。

個人的には全然アリだと感じました。

温度で水素が飛んでしまっているかどうかは正直分かりませんが、それでも水素水で淹れる効果は充分実感できました！

エスプレッソを抽出してみた感想・検証結果

それでは今度は自分が普段飲むことの多いエスプレッソで検証していきます。

個人的にはこっちの結果の方が気になっていました。

おおー、ちゃんと三層のエスプレッソが抽出できましたね！

水素水でもエスプレッソの抽出は問題なさそうです。

普段より気持ちクレマが厚いかも？

水素水の効果で「抽出に優れている」というものがあったので、もしかしたら抽出の始めの方のガスといった成分が多く抽出されているのかもしれません。

検証する為にショットグラスに注いだのですが、
このままグイっとエスプレッソを頂きました。

肝心な味と香りですが、
驚くほどにまろやかなエスプレッソになっていました！

苦味やえぐみ・そして飲んだ瞬間に喉にクッとくる感じのスパイシーさも柔らかく、角の取れたエスプレッソって言えば伝わるでしょうか…？

これは評価が割れそうですが、
ガツンとくる強いエスプレッソを望んでいる方は普通の水で淹れた方が良さそうです。

アメリカーノにして飲んでみた感想

せっかくなのでアメリカーノでも飲んでみました。

水素水で淹れたエスプレッソ＋水素水のお湯ですｗ

エスプレッソの時点でかなり苦味やえぐみがなかったので、予想通りかなりまろやかなアメリカーノでした。

アメリカーノらしいスッキリした感じは残しながらも旨みや甘味の部分が強い印象です。

カフェラテにして飲んでみた感想・検証結果

最後にカフェラテにして飲んでみました。

エスプレッソは今回も問題なく抽出できました。

↓

当然スチームも水素水でのスチームな訳ですが、気持ちいつもより空気が入り易い気がしました。

なので慎重にスチームして、
ラテアート自体はエスプレッソが柔らかいのかいつもよりミルクが流れる印象でした！

カフェラテにして飲んでみた感想

これが一番衝撃で驚きました。

『甘い！とにかく甘い！』

これがカフェラテを一口飲んで一番始めに感じた印象でした、思わず声に出して甘い！って言ってしまいましたｗ

エスプレッソの時点でかなり角のないエスプレッソになっていたので、
それにミルクが加わるとコーヒー感があまり感じられないカフェラテになりました！

これなら子供でも全然飲めてしまえるんじゃないかと思います。

ある意味、カフェラテとしては正解かもしれませんが個人的にはもう少しコーヒー感が欲しい感じがしました。

あ、でも美味しかったですよ！

まとめ

最後に今回の「水素水でコーヒーを淹れてみた検証結果」をまとめます。

事前に水素水でコーヒーを淹れる効果を調べたものと同じ結果になりましたが、

実際に自分で検証してみた結果、水素水でコーヒーを淹れるのはアリという結論になりました！

沸騰させると水素が抜けるとありましたが、
個人的には水道水や浄水で作るコーヒーとは明らかに味や香りが違いました。

特に酸味や甘味・旨みを重視したい方は水素水でコーヒーを淹れるのが向いていると思います。

個人的にはコーヒーの強い部分も求めているので普段はいつもの浄水で淹れると思います。

でも例えば学生さんだったり、コーヒーにあまり慣れていない方に作ってあげたり、場合に応じて使えると感じました。

検証する前は実際そんなに変わらないだろうと思っていましたが、
予想以上に香りと味に変化があってとても面白い結果に満足しています。

コーヒーは化学とよく言いますが、こうして実験や検証をするのもコーヒーの楽しみ方の一つです。

それでは長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました！

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