焙煎したてのコーヒーは美味しくない?!コーヒー豆を買う際の注意点。
今回はコーヒーの飲み頃についてお話したいと思います。
コーヒー豆は一般的に生豆から焙煎をされた状態でお店に並んで売られています。
スーパーなどで売られているコーヒー豆には焙煎日の記載はないですが、カフェや喫茶店など、お店で焙煎をしているコーヒー豆にはたいてい焙煎日の記載がされています。
『やっぱり焙煎したてのコーヒーが一番美味しいよね!』
こういった会話を一度は聞いた事があるんじゃないかと思います。
いつだったか忘れたけどコーヒーのCMでも、
『コーヒーは鮮度が命』
みたいなフレーズを言っていたのを覚えています。
実はこれ、もちろん間違ってはいませんが少し注意する必要があります。
コーヒー豆は新しければ新しい方がいいと思っている。そんな方は今回の記事を最後まで読んで頂ければと思います。
コーヒーの飲み頃は飲み方によって変わる
実はコーヒー豆の飲み頃はどのようにして飲むかによって変わります。
例えばハンドドリップで飲むのとエスプレッソで飲むのとではそのコーヒー豆の一番美味しい時期というものが違います。
なのでそのコーヒー豆の『一番美味しい飲み頃』は自分がどういったコーヒーを飲むかによって考える必要があります。
この「飲み頃はいつか?」関しては様々な意見や考え方があるので一概には言えませんが、こちらが一般的に家庭で飲まれるコーヒー別の飲み頃になるので参考にしてみて下さい。
【抽出別コーヒー豆の飲み頃の時期】
- フレンチプレス・ハンドドリップの飲み頃
- 焙煎日から3日~7日頃
- エスプレッソの飲み頃
- 焙煎日から7日~14日頃
このように焙煎日から数日経過したコーヒー豆が美味しい飲み頃になります。
特にエスプレッソに関しては焙煎日から数日置かないと安定したエスプレッソを抽出する事すらできないので注意が必要です。
いずれにしても焙煎初日から数日置いた時期がコーヒー豆の美味しい飲み頃とされています。
では焙煎初日のコーヒー豆は何故飲み頃ではないのか?それは次の項目で説明していきたいと思います。
またこの「コーヒーの飲み頃」に関してもっと詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみて下さい。
焙煎初日のコーヒー豆は美味しくない?
先ほどコーヒー豆の「一番美味しい飲み頃」は焙煎日から数日経過したものだと解説しました。
では何故、焙煎初日のコーヒー豆は「飲み頃」ではないのでしょうか?
それは焙煎したばかりのコーヒー豆は焙煎時に発生するガスなどを多く含んでおり、またコーヒー豆内部でまだまだ化学反応が進んでいる状態で味や香りが不安定になっているのが大きな原因です。
そういった状態のコーヒー豆でコーヒーを抽出すると安定した抽出が行えないばかりか、雑味などの成分も多くコーヒーに溶け込み易くなってしまいます。
そして抽出する度に味が違うといった原因になります。
なので美味しく安定したコーヒーを飲む為にはガスが抜けて化学反応が落ち着くまで、焙煎してから数日待つ必要があります。
試しに焙煎初日のコーヒー豆を手に入れる機会があったら初日から数日経過するまでの味や香りの違いを楽しんでみて下さい。
香りと味の変化にこんなにも違うのか?と驚くかもしれません。
また味や香りとは別になりますが、ハンドドリップでコーヒー豆をモコモコ膨らませたいといった方は逆にコーヒー豆にガスが多く含まれる初日が一番お勧めになります。
コーヒーを購入する際の注意点
このようにコーヒー豆の飲み頃は焙煎日から数日経った後が良いという事が分かったと思いますが、だからいって何か月も置いておくのもお勧めできません。
『コーヒー豆は生鮮食品』です。
なので冒頭でもお話したような「新鮮なコーヒー豆が美味しい」という認識も決して間違っている訳ではありません。
焙煎から時間が経ちすぎるとやはり味と香りが落ちてきてしまいます。
なので美味しく頂く為にも焙煎日からなるべく一か月以内に飲み切るのがお勧めです。
そしてカフェや自家焙煎されているような場所でコーヒー豆を購入する際は焙煎日をチェックするようにしましょう。
カフェで売られているコーヒー豆の中にもたまに2か月ぐらい経っているものもあったりします(^-^;
同じ豆でもせっかくなら焙煎日の近い、美味しい状態のものを買いたいですよね。
なのでこれまで焙煎日を確認する習慣のなかった方は焙煎日をチェックする習慣を付けるといいと思います。
それだけでもいつも飲んでいるコーヒーが美味しくなる事は間違いないです!
ただこのように新鮮過ぎてもダメ、時間を置き過ぎてもダメと聞くと難しく感じてしまうかもしれませんが、でも決してそんな事はないので安心して下さい。
コーヒーは自由なのでこの時期に飲まなくてはいけないと決まっている訳ではありません。
人によっては焙煎初日のまだ焦げ臭さが感じられるコーヒーが好きという方も居ますし、そこは自分で色々飲んでみて発見していって欲しいと思います。
それでは今回はこのぐらいで。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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1,500以上のTV・雑誌で取材殺到の東京表参道のコーヒー豆
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