【何時までにコーヒーを飲む?】現役バリスタと考えるカフェインのメリットとデメリット。
カフェインで夜眠れなくなるんだけど、コーヒーって何時までに飲めばいいですか?
コーヒーを飲みたいんだけど、このようにカフェインを気にしている方は非常に多いと思います。
自分自身、深夜にコーヒーを飲んで眠れなくなった経験がありますし、逆に眠気覚ましにコーヒーの力を借りることもあります。
今回はそんなコーヒーとは切っても切れない関係のカフェイン。
そのカフェインのメリットとデメリットを考えた上で、何時ぐらいまでにコーヒーを飲めば睡眠に影響がないかなど見ていきたいと思います。
特に夜眠れなくて困っている方やカフェインの影響を受けやすい方はこの記事を読んで、上手くコーヒーを付き合っていって欲しいと思います。
目次
- カフェインのメリット
- 覚醒効果
- 利尿作用
- 頭痛軽減
- 脂肪分解
- カフェインのデメリット
- 不眠・睡眠の質の低下
- 胃痛や下痢・吐き気の原因
- 自律神経の乱れ
- 妊娠中には良くない
- 依存性がある
- 何時までにコーヒーを飲めば睡眠に影響がない?
また他にもカフェインについての記事を上げていますので、興味のある方は合わせて読んでみて下さい。
カフェインのメリット
それでは早速カフェインのメリットを見ていきましょう。
- 覚醒効果
- 利尿作用
- 頭痛軽減
- 脂肪分解
カフェインのメリットには大きくこの4つがあります。
それぞれ個別に見ていきます。
覚醒効果
脳内にはアデノシンという物質があり、このアデノシンがアデノシン受容体に結合する事で眠気を促します。
カフェインはこのアデノシン受容体にアデノシンが結合するのを妨害する作用があり、その事で覚醒効果、集中量が高まるなどといったことに繋がります。
なので眠気を覚ましたい、またパフォーマンスを上げたい時などにカフェインを摂取するとその効果に期待できます。
利尿作用
カフェインには利尿作用があります。
あなたもコーヒーを飲むとトイレが近くなったりなど経験あるのではないでしょうか。
ただその利尿作用により体内の老廃物の排出も促され、むくみ解消などの効果に期待できたりします。
頭痛軽減
カフェインには血管収縮作用があり、そのことにより片頭痛など拡張型頭痛の軽減になったりします。
ただ緊張性の頭痛の場合は余計に症状を強くしたり、またカフェインの過剰摂取は逆に頭痛の原因にもなりますので適量を守って摂取する必要があります。
脂肪分解
体内の消化酵素の一つにリパーゼという物質があり、リパーゼは脂肪を分解する働きがあります。
カフェインにはそのリパーゼを活性化させる働きがあると言われています。
なのでカフェインを摂取することによりリパーゼが活性化、そのことにより脂肪分解が促進されダイエットなどの効果も期待できます。
カフェインのデメリット
では今度は逆にカフェインのデメリットも見ていきます。
- 不眠・睡眠の質の低下
- 胃痛や下痢・吐き気の原因
- 自律神経の乱れ
- 妊娠中には良くない
- 依存性がある
不眠・睡眠の質の低下
メリットで上げたカフェインの覚醒効果により不眠や睡眠の質の低下になる可能性があります。
カフェインの半減期は2時間~8時間とされており、夜中々眠れない、睡眠の質が気になる方は夕方以降のカフェイン摂取に注意した方が良さそうです。
胃痛や下痢・吐き気の原因
カフェインには胃酸の分泌を促す働きがあり、そのことで胃痛を引き起こす可能性があります。
また消化器官を刺激するので吐き気や下痢を引き起こしたりといったこともあります。
自律神経の乱れ
カフェインは自律神経を刺激します。
また覚醒作用、興奮作用などにより血流が活発になり動悸や心拍数の増加や不整脈を起こす可能性があります。
不安症やパニック障害を持っている方は自律神経への刺激や興奮作用などにより症状が出やすくなったり誘発させてしまうこともあるので注意が必要です。
妊娠中には良くない
カフェインの成分は胎盤を通過しやすいと言われていて妊娠中にカフェインを摂取すると胎児が長時間カフェインにさらさせてしまうことになります。
依存性がある
カフェインには依存性があり、耐性が付くことでより多くのカフェインが欲しくなってしまいます。
また依存症になってしまうとカフェイン摂取をしないと離脱症状が出てしまうことがあります。
何時までにコーヒーを飲めば睡眠に影響がない?
カフェインのデメリットの項目でも書きましたが、カフェインの半減期は2時間~8時間とされています。
なのでカフェインによる睡眠の影響を気にされる方は、
夜0時にベッドに入ることを想定してコーヒーを飲むのは14時~15時ぐらいまでにしておくのが良いという事になります。
ただそれではかなり時間が早めなので仕事終わりにコーヒーで一息つきたいという方は、少なくとも夕食後のコーヒーはやめておいた方が良さそうです。
ただカフェインの許容度は個人差があるので夜にコーヒーを飲んでもすぐに寝れるという方もいます。
なのでその辺は自分のカフェイン許容度を把握した上で判断していくのがいいと思います。
カフェインに限らず過剰摂取は身体にあまりよくありません。
自分の身体と向き合いながらこれからもコーヒーを楽しんでいきましょう。
カフェインを気にせずコーヒーを飲みたいという方は今は安くカフェインレスコーヒーやデカフェも手に入りますのでそれも一つの手だと思います。
一つ持っていると深夜にコーヒーを飲みたくなった時などに便利です。
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