現役バリスタによるコスパ最強コーヒーグラインダー・ソリスsk1661徹底レビュー
今回はソリスのコーヒーグラインダー「ソリススカラプラスsk1661」の徹底レビューをしていきたいと思います。
自分はバリスタとして毎日お店でエスプレッソドリンクを中心に提供しているのですが、今回家庭用エスプレッソマシンを購入するに際してこのソリスのコーヒーグラインダーを一緒に購入しました。
InstagramやTwitterで家庭用エスプレッソマシンを使っている方を見てみるとこのソリスを使っている方が多かったので気になっていました。
今回はエスプレッソだけでなく、フレンチプレス、ハンドドリップの抽出にも使えるのかを実際に淹れてみたのでその使用感などをお伝えしようと思います。
コーヒーミル、コーヒーグラインダーの購入を考えている方は是非参考にしてみて下さい。
目次
ソリススカラプラスsk1661の基本情報
基本情報
- サイズ(13.5×28.5×17.0㎝)
- 重さ 1.54㎏
- ホッパー容量 300g
- コンテナ容量 70g
- 電源コードの長さ 115cm
- コーン式挽き刃
- 中国製
大きさは思ったより小さくてコンパクトです。
作りは正面にstart/stopボタンがあって、側面に最大10秒のタイマーが付いているだけのシンプルな作りで分かり易いです。
重さも二リットルのペットボトル飲料よりも軽いので女性でも持ち運びは簡単だと思います。
悪い点を挙げるなら電源コードがそこまで長くないのでコンセントの近くに置く必要があるかなというぐらいです。
ちなみにコンセントは普通のコンセントに対応なので特に変換などする必要はありません。
肝心な豆を挽く際の音は静かという訳ではありませんが電動グラインダーでは普通程度の大きさだと思います。
自分はボダムビストロの電動グラインダーも持っているのですがボダムよりは静かでその点はソリスに軍配が上がりました。
ちなみにボダムとの大きさの比較もこんな感じでほぼ同じでした。
ソリスの方が重心が下にあるので小さく感じます。
ハンドドリップでの使用感
では実際にハンドドリップしてみた使用感になります。
今回のレシピ
- ドリッパー「ハリオv60」
- 使用した豆「ルワンダ/ライトロースト 16g」
ソリスの説明書によるとハンドドリップの挽き目は11~15と書いてあったのですが今回は挽き目15でやってみました。
少し粗いかなと思ったのですが、均等に挽かれていて良い感じです。
3回に分けて240ml落としていきます。
今回はグラインダーのレビューなので詳しいハンドドリップの説明は省きます。
挽き目が少し粗いかもと思ったけど全然そんなことはなくタイムもいい感じに抽出することができました。
挽き目も自分の抽出だと15でバッチリそうです。
味もちゃんと美味しく抽出されていていました。
自分はエスプレッソ用に購入したのでハンドドリップの時には別のグラインダーを使おうかと思っていたのですがこのソリスで全然問題なさそうです。
深煎りの豆を使う時は挽き目を16にしてみてもいいかもしれないですね。
フレンチプレスでの使用感
それでは続いてフレンチプレスで淹れてみようと思います。
今回のレシピ
- 使用した豆「エチオピア/ライトロースト 15g」
- 250mlを4分で抽出
説明書によると挽き目は16~21と書いてあったので今回は挽き目18で淹れてみようと思います。
個人的にはしっかり目な抽出が好みなので狙い通りいくと嬉しいです。
ちゃんと挽けているようですが、実際どうでしょう。
細かい粉も浮いてないし、色もちゃんと抽出できてそうな感じがします。
うんうん、思ったよりちゃんと抽出されていました!
個人的にフレンチプレスは味が薄くなりがちなのですが今回は上手く抽出できました。
挽き目は今回は18でやりましたが17にしてもいいかもしれません。
この辺は個人の好みになると思いますが抽出自体は本当に問題なく美味しく抽出することができました。
ハンドドリップに続いてフレンチプレスにも問題なく使えます。
エスプレッソでの使用感
では最後にエスプレッソの抽出をやっていこうと思います。
このグラインダーの購入を考えている方はエスプレッソの抽出をしようとしている方が多いのではないでしょうか?
自分もエスプレッソ用のグラインダーを探していてこのソリススカラプラスに到着しました。
説明書によると挽き目は1~5が推奨。
事前に調べたYoutubeでは挽き目は3が良いと言っていました。
ただ実際に自分で何回か淹れてみた感じだと深煎り豆で挽き目6が一番良いエスプレッソを抽出をすることができました。
今回は浅煎り(ライトロースト)を使用して抽出してみようと思います。
浅煎り豆でエスプレッソを抽出できれば深煎りでも問題なく抽出できることになりますので。
使用するエスプレッソマシンはデロンギデディカアルテです。
ライトロースト15g・挽き目3
深煎り豆で挽き目6がちょうどよかったのでライトローストの今回は説明書の推奨通り挽き目3でやってみました。
これは全く抽出されませんでした。
やっぱり挽き目3では浅煎り豆でも細かすぎるみたいです。
事前情報では挽き目3がベストと聞いていましたが実際やってみるとやはり違いますね。
ライトロースト15g・挽き目4
という訳で今度は挽き目4でやってみました。
なるほど、これでも全く抽出されませんでした。
エスプレッソマシンやグラインダーの個体差もあるのかな?と思ってしまいますがその辺はちょっと分かりません。
業務用に比べて家庭用エスプレッソマシンはパワーが弱いので少しでも挽き目が細かいと圧力負けしてしまうのだと思います。
ライトロースト15g・挽き目6
同じ豆が無くなってしまったので、別のライトローストの豆とのブレンドになります。
挽き目6は深煎り豆と同じ挽き目になります。
挽き目4で詰まるとなるともしかすると同じこの挽き目でいいのかもしれません。
ちゃんと細かく均等に挽けてそうです。
ここでやっときちんとしたエスプレッソを抽出することができました!
どうやら自分の抽出条件だと挽き目6が一番良さそうです。
ちゃんとクレマも出て、三層の綺麗なエスプレッソが抽出されています。
家庭用マシンのスチームに苦戦していて申し訳ないですが、ちゃんとラテアートをすることもできました。
挽き目の調整にはまだまだ試行錯誤が必要ですがエスプレッソ用に細かく挽くことには問題ありません。
これで深煎りだけでなく浅煎りでも問題なくエスプレッソを抽出できることが分かりました。
ソリススカラプラスsk1661の総評・まとめ
長い記事になってしまいましたが最後にソリスグラインダーsk1661の総評・まとめになります。
- フレンチプレス・ハンドドリップ・エスプレッソと全ての抽出に使用することができる。
- エスプレッソ用も挽ける電動グラインダーとしてはコスパ最強
挽き目に関してはマシンの個体差や環境によって多少の違いがあるかもしれませんがフレンチプレス・ハンドドリップ・エスプレッソと全ての抽出に対応した豆を挽くことが分かりました。
特に細かく挽くことに優れていてエスプレッソ用の豆を挽けるグラインダーとしては値段も安くコスパ最強だと思います。
SNSを見ているだけでは分からなかったですが、実際に使ってみて思っていた以上に万能だなという感想です。
自分はハンドドリップをやる際に併用しようと思っていたボダムビストロの出番もこのソリスの登場によりなくなってしまいそうです。
使い方も簡単なので初めて電動グラインダーの購入を考えている方にもいいのではないでしょうか。
まだ購入したばかりなので耐久性に関しては分かりませんが、もし数か月使ってみて、また機会があればその辺のことも記事にできればと思います。
現時点では何の不満もなく使用しています。
それでは是非、このソリスsk1661もあなたのコーヒーグラインダー選びの選択肢に入れて検討してみて下さい。
ちなみに今回使用した豆はポストコーヒーさんの定期便で届けてもらったものになります。
もし興味があればこちらの記事も読んでいってみて下さい。
スペシャルティコーヒーのサブスクならPostCoffee【ポストコーヒー】
[2024/1/19 追記]
購入して半年以上使って、自分が実際に抽出する時に使用している挽き目を紹介しています。
もし挽き目に関してもっと知りたい方はこちらの記事も参考にしてみて下さい。
この記事を書いた人
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