コーヒードリッパーの素材で味は変わる?素材別の特徴や違いをバリスタが解説!

コーヒードリッパーを選んでいて必ずぶつかる問題が、
どの素材のドリッパーを買えばいいの?
だと思います。
たしかにネットショップを見ていても同じ形のドリッパーなのに素材違いのものが何種類も出ていたりしてどれを買ったらいいか悩んでしまいますよね。
自分自身もはじめの頃、コーヒー歴の長い人が色んな素材の色々な形のドリッパーを持っていてなんでこんなに沢山持っているの?と思っていました。
なので今回はそうしたドリッパーの素材に関する疑問
こちらの三項目で解説していこうと思います!
なるべく分かりやすく簡潔にまとめたので、この記事を読めばもうどの素材のドリッパーを買えばいいのか?という悩みから解消されることでしょう!
また初心者さん向けにドリッパーの選び方のコツとお勧めのコーヒードリッパーを紹介したいと思います。
職業柄コーヒーに関する質問を受けることが多く、実際友人からドリッパーの形や素材も含めて何を買ったらいいか?と聞かれた時にお勧めしているものです。
さあ、それでは早速見ていきましょう!
ドリッパーの素材の違いによるメリットとデメリット
今回はよくドリッパーの素材として選ばれている
- プラスチック
- 陶器
- 金属(ステンレス・銅など)
- シリコン
この4種類のメリットとデメリットを見ていきたいと思います。
あなたの生活スタイルや好みに合った素材のドリッパーがきっと見つかるはずです。
プラスチック

プラスチック製のメリット
- 軽く、割れにくい
- お湯の流れが見えやすい
- 安いので色々な形のドリッパーで試しやすい
プラスチック製のデメリット
- 劣化が早い
まずメリットとしては自分は特に値段が安いという点が一番のメリットだと思っています。
いきなり値段の高いものを買って失敗するリスクも小さいですし試しやすいというのは大きなメリットです。
逆にデメリットとしてはやはり劣化が早いという点でしょうか。傷も入りやすいですし、使用していくうちに色も沈着していきます。
陶器

陶器製のメリット
- 見た目がおしゃれ。
- 耐久性・保温性が高い
陶器製のデメリット
- 重く、割れやすい
このように陶器製の一番のメリットは見た目がおしゃれという点です。使わない時にはインテリアとして飾っておけるのもポイントが高いです。
デメリットとしては陶器なので重い、そして誤って落としてしまったりぶつけてしまったらすぐに割れてしまうという点です。なので扱いには気を使います。
金属(ステンレス・銅など)

金属製のメリット
- 抽出中のお湯の温度を保ちやすい
- 劣化しにくく、耐久性が高い
金属制のデメリット
- 熱くなりやすい
- 値段が高い
金属製のメリットは熱伝導が高いので温度を保ちやすいという点です。あと乱暴に扱ったとしても滅多なことでは壊れません(笑)
逆にデメリットは金属なので値段が高くなってしまう、そしてドリッパーがすぐに熱くなるので少し扱いが難しいという点でしょうか。
あと金属製と、陶器製にも言えるのですが抽出する際に先にお湯でドリッパーを温める必要があります。そうすることで抽出時のお湯の温度の低下を防ぐ事ができます。
シリコン
シリコン製のメリット
- 軽い
- 折りたためる
- 割れない
シリコン製のデメリット
- シリコン臭がする
シリコン製のメリットは何と言っても割れない、折りたためることです。場所も取らないですしアウトドアなどにも持っていき易いです。
ただやはりシリコンなので匂いが気になる方には向きません。
ドリッパーの素材によって味は変わるのか?
これまで素材別のメリット特徴を見てきましたが、ではドリッパーの素材によってコーヒーの味に影響はあるのでしょうか?
結論からいうとドリッパーの素材によって味はそこまで変わりません。
もちろん多少の違いはありますが、普段私たちが飲むぶんにはそこまで気にする事はありません。
むしろドリッパーに関していえば素材よりもその形の方が味に大きく影響します。
なのでドリッパーを選ぶ際にはまずドリッパーの形を決めた上で、あとは用途や見た目、値段などお気に入りの素材のものを選ぶのがいいでしょう。
初心者にお勧めのコーヒードリッパー
どうでしたか?
このように素材によって値段、扱いやすさなど特徴がありますのであなたの使い方に合わせて選ぶのがいいでしょう。
でも初心者さんにはこうして説明してもいきなり自分で選ぶのは難しいですよね。(それで結局どの素材のドリッパーを買ったらいいんだよ!という声が聞こえてきそうです。)
なので自分も使っている、お勧めのドリッパーを紹介したいと思います。
『ハリオv60』ドリッパーです。
こちらのプラスチック製のものをお勧めしています。
まず一番に値段が安いこと。そして初心者さんから上級者さんまで扱いやすいというものになっています。
なのでもしどのドリッパーを買うか悩んでいるようでしたら一度試してみて下さい。
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