デカフェの嬉しい効果やメリット!また注意点などをバリスタが解説。
現在デカフェはどんどんその市場が拡大していて、欧米ではコーヒー市場の約20%を占めるとまで言われています。
また近年、日本でもこのデカフェ市場は拡大中でその需要も上がってきています。
以前であれば「デカフェはありますか?」と月に数回ぐらいしか聞かれなかったのですが、最近は頻繁にそうした質問や問い合わせを頂くようになりました。
それでもまだ
「デカフェは知っているけど飲んだことない」
「興味はあるけどどんな味かも分からないし…」
といった方の方が多いのではないでしょうか?
なので今回はデカフェについて、その効果やメリットをお伝えしようと思います。
この記事を読めばデカフェに関する知識も完璧になり、今すぐデカフェを飲みたくなるはずです!
では長くなりそうなので早速本題に入っていきましょう!
contents
- そもそもデカフェとは?
- 日本におけるデカフェの定義
- デカフェ・カフェインレス・ノンカフェインの違い
- デカフェの嬉しい効果やメリット
- 抗酸化作用(アンチエイジング効果)
- ダイエット効果
- 糖尿病予防効果
- デカフェはこんな方にお勧め
- 妊娠中やカフェインを抑えたい方
- 睡眠への影響が気になる方
- パニック障害を持っていたり緊張しやすい方
- デカフェの気になる味や香りについて
- デカフェで気を付ける点
- まとめ
そもそもデカフェとは?
それでは早速まずはそもそもデカフェとは何なのかを説明していきたいと思います。
ポイントは二点になります。
- 日本におけるデカフェの定義
- デカフェ・カフェインレス・ノンカフェインの違い
日本におけるデカフェの定義
日本におけるデカフェは全日本コーヒー公正取引協議会によって「カフェインを90%以上除去したコーヒーに対してカフェインレスやデカフェネイテッドコーヒーを表示してよい」と規定されています。
なのでよく目にするデカフェやカフェインレスコーヒーなどはカフェイン0ではなく、少量のカフェインが含まれている点に注意する必要があります。
名前だけで判断すると全くカフェインが入っていないかのように勘違いしてしまいますよね(^-^;
デカフェ・カフェインレス・ノンカフェインの違い
では次にデカフェ・カフェインレス・ノンカフェインに違いについてです。
デカフェ・カフェインレス・ノンカフェインの違い
- デカフェ→本来カフェインを含んでいる飲料や食物からカフェインを取り除いたもの
- カフェインレス→元々カフェインの含有量が少ないもの
- ノンカフェイン→元々カフェインが全く含まれていないもの
厳密に定義するとこのような違いになります。
ただ現状、デカフェコーヒーとカフェインレスコーヒーはほぼ同じ意味合いで使われている事が多いのでそこはあまり気にしなくて大丈夫です。
またデカフェ・カフェインレスには少量ですがカフェインが含まれていますので完全にカフェイン摂取をしたくないのであればノンカフェインのものを選ぶ可能性があります。
ノンカフェインのドリンクになるとコーヒーではなく、麦茶、ハーブティー、ルイボスティーなどになります。
デカフェの嬉しい効果やメリット
デカフェは特殊な製法によりコーヒーのカフェイン成分だけを抽出、除去しています。
ただコーヒーに含まれるポリフェノールの一種である「クロロゲン酸」はしっかりと残されています。
なのでデカフェでもコーヒーを飲むことで得られる様々なメリットを享受することができます。
しかもカフェインによるデメリットを受けずにというのが魅力です。
ではその「クロロゲン酸」における嬉しい効果やメリットを見ていきましょう!
抗酸化作用(アンチエイジング効果)
クロロゲン酸には体内の老化の原因でもある活性炭素を除去する作用があります。
なのでデカフェを飲むことによってそうしたアンチエイジング効果を期待することができます。
ダイエット効果
クロロゲン酸には糖質の吸収を抑え、脂肪燃焼を促進てする効果があります。
なのでダイエット中の方にはデカフェは特にお勧めです。
またカフェインを除去しているので、夕食後にデカフェを飲んでも睡眠に影響がない上、糖質の吸収も抑えられてまさに一石二鳥です。
糖尿病予防効果
クロロゲン酸の効果として血糖値の上昇を抑える効果があり、インスリンの上昇を抑えます。
そのことから糖尿病の予防にもよいとされています。
ただだからと言って大量の砂糖を入れたコーヒーを飲んでしまっては意味がないのでできればブラックで、また砂糖を入れすぎないようにしましょう。
デカフェはこんな方にお勧め
ではデカフェはどういった方にお勧めなのかを見ていきたいと思います。
妊娠中やカフェインを抑えたい方
デカフェにはカフェインがほとんど含まれていないので妊娠中やカフェインを抑えたい方にとって強い味方です。
ただ妊娠中の方に関してはポリフェノールの取り過ぎもよくないので、デカフェでも一日2~3杯程度に抑えておいた方がよいみたいです。
睡眠への影響が気になる方
「カフェインを摂取すると眠れなくなる」というのはもう言わなくても知っていると思います。
でも夜にどうしてもコーヒーが飲みたくなる時ってありますよね?
そんな時にデカフェなら安心して深夜でもコーヒーを飲む事ができます。
パニック障害を持っていたり緊張しやすい方
カフェインには興奮作用があり自律神経を刺激します。
なのでパニック障害を持っている方はコーヒーを飲むことによりそのパニック症状を誘発させやすくなります。
またパニック障害でなくとも普段から緊張しやすかったり、そわそわしたりする方はデカフェを試してみるといいかもしれません。
デカフェの気になる味や香りについて
ここまで記事を読んで頂いてデカフェのメリットや効果についてはもう分かったから肝心な味はどうなんだ?!と思っている方も多いと思います。
どんなに健康効果が高くても美味しくなければもうと思いませんよね。
ここで忖度しても仕方ないので個人的な味の感想をお伝えします。
まずは豆の状態で香りを嗅いでみると、普通はその時点でコーヒーの良い香りがするのですがデカフェの場合はそうしたコーヒーの香りというより焙煎で焦げたような香りの方が目立ちます。
そして実際にハンドドリップで淹れてみます。
焙煎から三日目の豆ですが蒸らしの時点で全く膨らまず、カフェインを除去する精製の時点でやはりコーヒーの香りやガスなども一緒に抜けてしまっているみたいです。
そして実際に飲んでみた感想ですが、
コーヒーの油分や香りといったものはほぼ感じられず、気の抜けた焙煎からかなり時間の経った苦味やコクが前面に出たコーヒーのような印象になります。
ただしっかりとコーヒーではあるのでカフェインが入っていないというメリットを考えると全然アリ!自分は場面によって活用しています。
コーヒーの香りや油分を求めている方にはやはり味や香りの面ではがっかりすると思います。
デカフェで気を付ける点
これまでデカフェの良い効果やメリットをお話してきましたが、もちろんデメリット、気を付ける点もあります。
先ほどもお伝えしているクロロゲン酸には胃酸の分泌を促す効果もありますので、胃の弱い方や逆流性食道炎などを持っている方は特に注意が必要です。
胃酸過多、胸やけ、消化不良などを起こしてしまう可能性があります。
なのでデカフェだからといって飲み過ぎるのではなく、適量に抑えるようにしましょう。
まとめ
以上、デカフェの嬉しい効果や気を付ける点などをお伝えしてきました。
カフェインの影響を受けずにコーヒーの良い効果だけ受けられるのはデカフェの大きな魅力です!
デカフェには興味あったけど実はまだ飲んだことなくて、といった方は今すぐ飲んでみたくなったのではないでしょうか?
個人的には睡眠への影響があるので夜のコーヒーは控えた方が良いと考えていて、そんな時にデカフェに助けられています。
普段飲まなくてもそんな時の為に何かしらデカフェの準備があるとコーヒーの幅も広がってお勧めです。
こういったGABA配合のものがあったり、やはり定番でこのドリップバッグは使いやすいです。
ではもし興味があれば他にも色々とコーヒーに関する記事を上げていますので読んでいって下さい。
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